私が日々の鑑定業務の中で使用している、不動産関係の情報検索に役立つサイトを集めたリンク集です。ご活用ください。
ウェブ地図
rpamap.jp
私の友人が運営するWEB地図で、地価公示・地価調査がグーグルマップ上に表示されるほか、相続税路線価・固定資産税路線価を表示する『全国地価マップ』ともシームレスに連携します。
鑑定士としての私の意見も多く取り入れて頂いており、鑑定士の方からすると『使いこなせるようになると無くてはならない地図』になってしまうと思います。
操作性に関しても、肥大化して使いにくくなったグーグルマップよりも使いやすい部分が多々あります。
Yahoo!地図
正直、それほど使いやすいWeb地図では無いのですが、グーグルマップでは明確に分からない『住居表示』がある程度追いかけられる点で有用です。
地理院地図
国土交通省の国土地理院が運営する地図サイトです。
ここでは、過去の航空写真を、現在の航空写真・地図と比較しながら見られるのは非常に有難いです。
もうちょっと使い勝手が良ければ、もっと嬉しいんですが、まあ、ここまで無料で提供してくれているので文句は言えませんね。
尚、この上層ページ(に行くのすら難しいのですが…)では、活断層図も見れたり、航空写真を購入出来たりもするようです。
ハザードマップポータルサイト
こちらも国土交通省の国土地理院が運営する地図サイトです。
ハザードマップを地方公共団体のサイトから探すのは結構めんどくさかったりするのですが、ここでは公開状況がすぐ分かりますし、各種地図が重ねて表示出来て非常に便利です。
不動産情報検索
オフィスマーケットデータ(三鬼商事)
三鬼商事株式会社の運営するオフィスマーケットデータで、毎月10日ごろ更新されます。
- 札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の大分類で、各都市ごとにさらに細かなエリアに分けて情報を提供してくれている
- 毎月更新される
- 1990年からのデータを公開してくれている
という点で、オフィスマーケットの現状を知るうえで非常に重宝します。
オフィス・店舗・物流施設のマーケットデータ(CBRE)
上記の三鬼商事とは異なり四半期に1回の発表ですが、CBREのマーケットデータはオフィスの他に店舗・物流倉庫のデータも発表されるのが特徴です。
正直、CBREさんのHPは探しにくいですし、最新版にリンクが張られていない場合も有るのですが、取り合えず下のリンクのページから探すのが一番早いかな?と思います。
オフィスマーケット予想レポート
株式会社オフィスビル総合研究所は、Webサイト上で様々なレポートを提供してくれていますが、中でも面白いのがオフィスマーケット予想レポートです。
東京都心5区・大阪主要3区・名古屋市・札幌市・仙台市・福岡市のくくりで、4半期度とに、この先3年間の賃料・空室の予想値を提供してくれています。
東京・大阪・名古屋のオフィス賃料予測
一般財団法人 日本不動産研究所が、三鬼商事株式会社とタイアップして発表しているオフィス賃料予測です。
この先10年間の東京・大阪・名古屋の賃料予測を、毎年10月末頃に発表しています。
会員限定のコンテンツですが、無料のウェブ会員への登録で入手できます。
店舗賃料トレンド
一般財団法人 日本不動産研究所が、商業コンサルタント会社の株式会社ビーエーシー・アーバンプロジェクトとタイアップして、半期ごとに行っている店舗賃料調査です。
東京都内5エリア及び地方主要都市8エリア(全13エリア)が対象になっていて、近畿圏では心斎橋・三宮・四条河原町が調査対象エリアになっています。
成約事例に引きずられて気持ちの悪い動きになることも有るようですが、店舗のデータは少ないので有難いですね。
物流施設の賃貸マーケット調査(一五不動産情報サービス)
物流倉庫などの工業用施設を専門とする不動産調査会社である一五不動産情報サービスが、四半期に一度、物流施設の賃貸マーケット調査を発表しています。
東京圏・関西圏という大きなくくりでの発表ですが、非常に良くまとまっていて分かりやすく、またデータをcsvでダウンロードできるのが有難いです。
賃貸住宅景況調査(日管協短観)
公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会が年に2回発表する賃貸住宅景況調査で、同協会の正会員(不動産会社会員)へのアンケート調査を通じ 、入居率等の賃貸住宅市場で注目される数値を指数化し分析を行っています。
基本的には仲介業者の方を対象にした調査ですが、入居率・滞納率・平均入居期間・一時金の水準等、不動産鑑定士にとっても有難い情報が掲載されています。
J-REIT.NET
J-REITが売買(購入・売却)した物件にして、都道府県・物件種類・売買時期をキーとして検索できるサービスです。
同データベースには、売買価格・売買時点の他、NOI・NOI-CAPが一覧にされており、詳細情報に入れば地図・築年時等も見れるほか、当時のプレスリリースページへのリンクも張られています。
会員登録が必要ですが、無料で登録できますので、J-REIT物件の利回り等を掴むにあたっては、非常に重宝します。
*残念ながら2020年10月末で更新が止まったようです。
標準地・基準地検索システム
国土交通省の運営するサイトで、昭和45年からの地価公示・平成9年以降の地価調査の価格検索ができます。
検索にちょっとコツがいりますが、地価公示・地価調査価格を遡りたいときには重宝します。
所属業界団体
読者の皆様には、ほぼほぼ関係ないかとは存じますが、鑑定業界の求人情報が載っていたり、独自の研究発表が有ったりもしますので一応。