若手弁護士の先生向け記事

このカテゴリーの記事は、不動産関連事件に関する経験の浅い若手弁護士の先生に向けて、不動産鑑定の基礎知識や、交渉・訴訟等の進行時に知っておいていただいた方が良い内容をまとめたものです。

また、目次の前(この文章の下)に、概ね月1で更新する不動産に関連するトピック・コラムも入れていますので、話のネタ等にご活用いただければと存じます。

この度、このコーナーの内容が単行本化されることが決定しました。年内~年始には書店に並ぶ予定です。既存の記事内容×1.5倍程度のボリュームになる予定で、内容的にもブラッシュアップして整理されたものにしていく所存です。また発売時期等確定しましたらお伝えさせていただきますが…執筆作業のためこちらの更新がちょっと少なめになると思います。申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。

 

令和4年11月のコラムです。

平成15年の最高裁判例により、サブリース契約が借地借家法の適用範囲内になることが明確になりました。当該判決は、賃料改定について議論されたものであり、この意味合いでは納得感のあるものです。

ただ最近、オーナーがサブリース契約の解除を希望する際に、(いわゆる)サブリース会社側が、「借地借家法が適用されるので正当事由が必要」と言って、立退料を要求してくる事例が出てきているようです。

構造的には、サブリース会社側は、建物建設を請け負っている場合が多く、建物を建てればそれである程度利益が出ており、かつ期間が長期化するとむしろ逆ザヤが発生しやすいので、あまり長期継続に積極的ではないイメージがあったのですが、時代の流れがあるのかもしれません。

ざっと調べてみたところ、当該論点が話題になった判例として、東京地裁R1.11.26の建物明渡等請求事件がありました。ご参考まで。

 

目次

☆最新記事:継続賃料における試算価格(試算賃料)の調整 2022.3.6UP!

不動産鑑定評価(価格評価)の基礎知識

継続賃料・賃料交渉の基礎知識

継続賃料・賃料交渉の実践論

不動産鑑定士的に「こういうのもありでは?」と思う訴訟上の小技など

※一般カテゴリー記事ですが、ぜひご一読頂きたい記事

新企画~意見交換会しませんか?

このコーナーの記事も結構なストックになってくるとともに、嬉しいことに最近は、弁護士の先生方からも「あれ読んだで!」などと声を掛けていただくようになりました。

こんな中で、一方方向の情報提供だけではなく、弁護士の先生方とざっくばらんに意見交換などできると、お互いに不動産関連訴訟の理解がより深まるのではないか?との思いが出て参りました。

そこで、例えばなんですが、

  • 先生が、このコーナーの記事の中で興味のある記事を1つ~2つピックアップしていただく
  • それに興味のありそうなご友人の弁護士の先生を、お1人~お2人集めていただく(その方が議論が深まるかと思いますので)
  • 私がその内容について、30分~40分程度補足や「ここには書けない事」も含めて解説させていただいき、その後、20分~30分程度ざっくばらんに意見交換を行う

というのは如何でしょうか?

大阪の先生であれば、リアル会合でも良いですし、時節柄・あるいは大阪以外の方ですとズーム等でのオンラインミーティングも良いと思います。

こちらも大変勉強になりますので(不動産は分かるのですが、法律や訴訟進行は…ですので)、講師料等も不要です。

既に顔なじみの先生はもちろん、初見の先生も大歓迎です。また、意見交換会の進行は、ご要望に合わせて変更可能ですので、まずはお気軽にご連絡ください。

連絡先

携帯電話からも利用可なフリーダイヤルを用意させていただいております。

受付時間は、土・日・祝日を除く9:30 – 18:30となります。
メールでのご連絡はk-usui@usui-rea.com(受付は365日・24時間)までお願いします。


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職業柄、訴状や調停申立書を見ることが多いのですが、様式等満たしていても、不動産ならではの観点で、「ちょっと勘弁してください...」と思ってしまうようなものも多いです。 これに私的鑑定の立場でからむ際は、「まあ、お客さんなので...」と...
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