このカテゴリーの記事は、不動産関連事件に関する経験の浅い若手弁護士の先生に向けて、不動産鑑定の基礎知識や、交渉・訴訟等の進行時に知っておいていただいた方が良い内容をまとめたものです。
また、目次の前(この文章の下)に、概ね月1で更新する不動産に関連するトピック・コラムも入れていますので、話のネタ等にご活用いただければと存じます。
目次
不動産鑑定評価(価格評価)の基礎知識
- 鑑定評価=プロファイリング?~鑑定評価の基本的な発想と『正常価格』のリアルなイメージ
- 試算価格の調整という謎の行為を解明
- 取引事例比較法-超入門(鑑定評価の基本的な手法解説1)
- 原価法-超入門(鑑定評価の基本的な手法解説2)
- 収益還元法-超入門1(鑑定評価の基本的な手法解説3) お勧め!
- 収益還元法-超入門2(鑑定評価の基本的な手法解説4)
- 鑑定書はここを読む(価格評価編)
- 世の中には2種類の『底地』がある
- 「相続財申告時の価格」と「実勢価格」はこんな理由で乖離する 2番人気!
継続賃料・賃料交渉の基礎知識
- 継続賃料の評価手法を分かりやすく解説 ☆1番人気!
- 継続賃料における試算価格(試算賃料)の調整
- 継続賃料の鑑定評価書は頭から読まない方が良い
- 継続賃料=差額配分法(1/2配分)と思うとかなり危険
- 新規賃料を求める積算法はなかなに難しい 3番人気!
- 賃貸事業分析法:平成26年基準改正で新設された新手法を解説
- 利回り法において『直近合意利回り』を補正することの功罪
- 記憶・感覚はアテにならないので、事前調査を(淀屋橋・本町オフィスエリアを題材に)
- 地価が下がっているのに固定資産税が上がる!結構怖い「負担調整措置」
継続賃料・賃料交渉の実践論
不動産鑑定士的に「こういうのもありでは?」と思う訴訟上の小技など
- ちょっと進んだ調停・訴訟における調査報告書・意見書の活用術
- 訴状・調停申立書で、不動産鑑定士からの印象をアップする5つのTips
- 第三者鑑定の実態と、第三者鑑定で有利な結果を得るためのTips
- 訴訟において鑑定評価書を出すタイミングについて
※一般カテゴリー記事ですが、ぜひご一読頂きたい記事
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令和5年6月のコラムです。
インバウンドもどんどん戻ってきていますし、収益用不動産市場は力強さを失っていません。ただ、このような中でちょっと気持ち悪いのが建物建設費の上昇です。
以前のように「給湯器が入らない」等の状況は無いのですが、昨年から見ると2割くらい建築単価が上がっている感じです。
そうなるとマンション業者等の土地取得意欲が低減しそうな…ちょっと気持ちの悪い状況ではあります。