私の会社は大阪の北浜にあるのですが、徒歩1分ほどのところにビジネスホテルが3件ほどあります。
その中でも最寄りのアパホテル淀屋橋 北浜駅前は、最近であれば一泊3千円程度で泊まれることもあって、結構な頻度でお世話になっています。
こんな宿泊料金に慣れている中で、たまに出張とかに行きますと、「あれ?大阪市内より高いやん」と。
そして、そういうのが何度か続く中で、「もしかしたら、大阪北浜は、日本一ホテル代の安い街では?」との疑問がわいてきました。
そこで今回、これを検証してみました。
検証方法
とりあえず県庁所在地の最寄り駅から徒歩圏のアパホテルの令和3年12月1日のシングル素泊まり料金を調べてみました。
但し、大阪については、比較しやすいように、ちょっと多めに調べてみました。
複数の物件がある場合、直営店優先⇒駅近優先で選んでいます。
街によっては、駅から離れたところに中心街がある場合もあるわけですが、お仕事でもないので目をつぶりました。
空室が無い場合・該当物件が無い場合もありましたが、その場合も今回は無視しました。
調査結果
上記の結果、37都市の一覧が出来たのですが、大阪北浜(4,000円)は、大阪谷四(3,500円)・山形(3,800円)に次いで第3位でした(ちなみに、青森・仙台・新潟が同率3位でした)。
1位ではなかったのはちょっと悔しかったのですが、やっぱり日本中を見渡しても、かなりホテル代が安い街だという事が検証されました。
ちなみにホテル代の高い街は…
折角なので、逆に宿泊料金の(高い方から)ベスト3は、盛岡(7,500円)・長野(7,100円)・新宿(7,100円)でした。
東京がダントツ1位かと思っていたのですが、見事に予想を裏切ってくれました。
因みに東京新宿駅周辺の地価公示価格(新宿5-35)は36,500千円/㎡・盛岡駅周辺の地価公示価格(盛岡5-9)は244千円/㎡であることを考えると、頭が痛くなってきます。
地価と宿泊料の関係では?
容積率・部屋数などを無視して出したこの数字に何の意味があるかですが、宿泊料金×10÷周辺地価をパーセンテージで表したもの(10を掛けたのは、それの結果が%表示をすると見やすい結果になったからです)を見ますと、
低い方が、東京新宿0.2%・大阪梅田0.2%・名古屋0.3%で、逆に高い方が前橋50%・鳥取39.7%・盛岡30.7%でした。
⇒ 再度、見たい方がいるかどうか?ですが、一応調査結果はこちら
ここは、都心は利回り(?)が低い・地方は利回りが高いというイメージで、違和感は有りませんでした。
大阪の中では?
ちょっと趣向を変えて、大阪の中での序列をもう少し細かく見たのが以下の表です。
大阪の中ではめちゃくちゃ安い方ではない印象もありますが…岸和田よりも安いんですね。何ともです。
調査を終えてみて
やっぱり感覚は大きく外れてなかったんだなぁ…と。
ホテルの宿泊料は、需給バランスで決まるわけですが、インバウンド狙いで大量のビジネスホテル供給があった北浜は供給過多という事なのでしょう。
また、地方についてはインバウンドというよりも出張需要等で、需給が大きく崩れていないのでしょうね。
まあ、どうという事のない冗談半分の調査ではありますが、話のネタ等に使っていただければ幸いです。
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