若手弁護士の先生向け記事

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新規賃料を求める積算法はなかなに難しい

積算法は、新規賃料を求める方法の一つで、賃料(新規だけでなく継続も含む)の鑑定書の中では大抵出てくる手法です。 しかし、適用する鑑定士の立場からは、なかなかに難しい部分がある手法でして…このあたりも知っておいていただけると、訴訟等で重点を...
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世の中には2種類の『底地』がある

『底地』というと、「なかなか買い手の付かない土地で、価格についても更地価格の半分以下」というようなイメージをお持ちではないでしょうか? 確かに、世の中には、そういう底地(私は勝手に『第一世代の底地』と呼んでいます)も多いのですが、最近はむ...
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鑑定書はここを読む(価格評価編)

弁護士の先生は、お仕事柄、不動産鑑定評価書を読む機会も多いかと思いますが、正直どこを読んでよいのか分からないのではないでしょうか? ぶっちゃけた話をすると、私たち不動産鑑定士でも、他の人の書いた鑑定評価書は読んでてイライラするようなもので...
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収益還元法-超入門2(鑑定評価の基本的な手法解説4)

今回は、前回記事(収益還元法-超入門1)を前提に、 前回は以下ようなややこしい計算をしていたのに、なぜ鑑定書では『収益価格=収益÷利回り』という簡単な数式で計算されるのか? 収益還元法の得手・不得手 収益還元法を見る際の...
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収益還元法-超入門1(鑑定評価の基本的な手法解説3)

基本的手法解説第三回目の今回は、収益還元法について解説を行います。 収益還元法のイメージは、家賃収入からその物件の価格を求めるというものですが...私も鑑定の勉強を始めた当初、「なぜ家賃÷利回り=価格になるのか?」がさっぱり分かりませんで...
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原価法-超入門(鑑定評価の基本的な手法解説2)

基本的手法解説第ニ回目の今回は、原価法について解説を行います。 原価法は、相続税・贈与税算定の際の通達評価や、固定資産税評価の考え方と基本的に同じですので比較的馴染みやすいと思いますが、色々問題点も有りますのでその辺りもじっくりと。 原価...
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ちょっと進んだ調停・訴訟における調査報告書・意見書の活用術

我が国における不動産関連訴訟においては、裁判所が鑑定士を選任して行う『第三者鑑定』が取られる場合がほとんどです。 この中で、(鑑定士的には悲しいのですが)「どうせ訴訟になれば第三者鑑定でお金がかかるので、鑑定書ではなく調査報告書・意見書で...
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取引事例比較法-超入門(鑑定評価の基本的な手法解説1)

不動産鑑定評価書の中では、いろんな方法で試算価格・試算賃料を出している訳ですが、鑑定書を読んでも何をやっているのか分からない部分も多いかと思います。 もちろん、弁護士の先生が鑑定評価手法の詳細までマスターする必要は無い訳ですが、概要を知っ...
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試算価格の調整という謎の行為を解明

弁護士の先生から不動産鑑定評価書に対して良く問われる疑問として、 収益価格=鑑定評価額にしているのに、なぜ積算価格を求めているの? 各価格のウエイト付けって結局何?なぜ毎回違うの? といった、『試算価格の調整⇒鑑定評価額の決定』...
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鑑定評価=プロファイリング?~鑑定評価の基本的な発想と『正常価格』のリアルなイメージ

先生は今後多くの鑑定書を見ることになり、また不動産鑑定士とタッグを組んで訴訟における作戦を立てて行かれることになるでしょう。 この中で、『不動産鑑定士という人種が、どういう発想で価格を出しているのか?』を知っておいていただいた方が、話がス...